介護報酬ファクタリングとは?メリット・デメリットやおすすめ4社を比較

介護報酬ファクタリングとは?メリット・デメリットやおすすめ4社を比較

介護報酬ファクタリングとは、介護事業者が国保連(国民健康保険団体連合会)に請求した介護報酬債権をファクタリング会社に売却して、資金を調達するサービスです。

本来であれば支払い期日にならなければ受け取れない資金を、最短5日ほどで調達できます。

介護報酬ファクタリングは、資金繰りに困っている介護事業者におすすめの選択肢です。

今回は介護報酬ファクタリングのメリット・デメリットや、おすすめ介護報酬ファクタリング会社4選についてまとめました。

難しい用語は極力使用せず、分かりやすく解説します。

記事を最後までチェックすれば、介護報酬ファクタリングの良い面・悪い面が分かり、安心して利用できます。

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👤 東 岳夫(あずま たけお)氏
代表税理士 / 税理士法人ベンチャーパートナーズ総合会計事務所

平成15年税理士登録、同年「税理士法人ベンチャーパートナーズ総合会計事務所」を開業。「起業家支援」を自らの責務とし、「税理士はサービス業」をモットーに、数多くの企業のサポートを行っている。中小企業の資金調達や財務に関する専門的な監修を担当。
監修者プロフィール詳細(外部リンク)

目次

介護報酬ファクタリングとは?

介護報酬ファクタリングとは、介護事業者が国保連(国民健康保険団体連合会)に請求した介護報酬債権をファクタリング会社に売却して、資金を調達するサービスです。

「手数料を支払うことで国保連からの支払いを待たずに資金調達できる」といったイメージです。

人件費や施設維持費などの支払いで資金繰りに困っている介護事業者によって利用されます。

介護報酬ファクタリングの具体的な流れを以下にまとめました。

介護報酬ファクタリングとは?

介護報酬ファクタリングは3社間が原則

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。そして介護報酬ファクタリングでは、3社間ファクタリングが原則です。

それぞれの流れは以下のとおりです。※介護報酬ファクタリングの場合、以下図表の「売掛先」は「国保連」

介護報酬ファクタリングは3社間が原則
介護報酬ファクタリングは3社間が原則

つまり介護報酬ファクタリングでは、国保連にファクタリング利用の通知を行った上で契約をします。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの主な違いは、以下のとおりです。

2社間ファクタリング3社間ファクタリング
審査基準厳しめ緩め
売掛金回収者利用者ファクタリング会社
手数料8~18%程度5~10%程度
売掛先への通知なしあり
債権譲渡登記原則あり原則なし
資金調達速度早め遅め

詳しくは以下の記事で解説しています。

介護報酬ファクタリングのメリット

介護報酬ファクタリングのメリットは、以下の3つです。

  • 通常のファクタリングよりも手数料が安い
  • 売掛先への通知がデメリットにならない
  • 早く資金調達ができる

それぞれ詳しく見てみましょう。

通常のファクタリングよりも手数料が安い

3社間ファクタリングの手数料は、5~10%程度です。

一方介護報酬ファクタリングの手数料相場は、0.25〜1%と通常のファクタリングと比べて大幅に安くなっています。

これは介護報酬ファクタリングにおける売掛先が、民間企業ではなく国(国保連)であることが原因です。

手数料は、売掛金の未回収リスクが高いほど高額になります。

介護報酬ファクタリングでは、売掛先が国保連なので、売掛金の未払いや支払い遅延のリスクがほとんどありません。その分手数料も安くなっています。

例えば100万円の売掛金を売却する場合、通常のファクタリングでは5〜10万円ほどの手数料が必要です。

一方、介護報酬ファクタリングの場合、手数料は2,500円〜1万円しかかかりません。

売掛先への通知がデメリットにならない

介護報酬ファクタリングは、3社間ファクタリングが原則であるとお伝えしました。

3社間ファクタリングには、2社間ファクタリングよりも手数料を抑えられるというメリットがあります。

しかしその分、売掛先に通知が行くため「この会社、資金繰りが怪しいのでは?」と信用関係に影響が出る可能性があります。

介護報酬ファクタリングでは、この「売掛先への通知」がデメリットになりません。なぜなら売掛先が、民間企業ではなく国だからです。

すでに介護報酬ファクタリングを利用している介護事業者は、何社も存在します。そのためファクタリングの利用が、国保連から「何か特別なもの」とみなされることはありません。

早く資金調達ができる

ファクタリングを利用する最大のメリットは「早く資金調達ができること」です。介護報酬の入金サイクルを短縮して、資金繰りを安定させられます。

通常、介護報酬は請求から入金までに約2ヶ月の期間がかかります。

その間にも職員への給与や運営資金は必要です。「介護報酬がもう少し早く入金されれば何とかなるのに」とお困りの方もいらっしゃるでしょう。

例えば給与の支払いが遅れると、職員の離職につながるかもしれません。

介護報酬ファクタリングを利用すれば、最短5日程度での資金調達が可能です。本来の入金が2ヶ月先である場合、1.5ヶ月以上早く売掛金を現金化できます。

また前述のとおり、介護報酬ファクタリングの手数料相場は0.25〜1%です。

そのため「今月は何とかなっても、手数料のせいで来月以降の経営が厳しくなる」といったこともありません。

介護報酬ファクタリングのデメリット

介護報酬ファクタリングのデメリットは、以下の3つです。

  • 入金は2回に分けて行われる
  • 即日の資金化が難しい
  • 悪徳業者のリスクがある

1つずつ詳しく解説します。

入金は2回に分けて行われる

介護報酬ファクタリングでは、通常のファクタリングと異なり、入金が2回に分けて行われます。

例えば100万円の売掛金を売却した場合、契約時に80万円を受け取り、国保連からの入金後に残りの20万円から手数料を差し引いた額を受け取るといった形です。

最初から「100万円から手数料を差し引いた額」を全額受け取れるわけではありません。

これは、介護事業者が国保連に請求した介護給付費が、全額認められるとは限らないためです。審査によって介護報酬額が減額される可能性もあります。

最初から「100万円から手数料を差し引いた額」を支払った場合、介護報酬額が90万円に減額されると、ファクタリング会社は10万円近い損失を被ってしまいます。

このリスクを避けるための2回払いです。

即日の資金化が難しい

介護報酬ファクタリングでは、3社間ファクタリングが原則です。そして3社間ファクタリングでは、売掛先(国保連)への通知が欠かせません。

介護報酬ファクタリングでは、売掛先(国保連)に通知をする工程が必要なので、即日の資金化は非現実的です。資金調達までには、最短でも5日ほどかかります。

たしかに即日資金化できるファクタリングも存在します。しかしそれはすべて、2社間ファクタリングです。

そして2社間ファクタリングには、3社間ファクタリングと比べて手数料が高いというデメリットがあります。

しかし介護報酬ファクタリングを利用すれば、国保連からの入金を待つよりも早く、資金を調達できるのはたしかです。

「即日の資金化はできない」という点は許容するしかありません。

悪徳業者のリスクがある

ファクタリング会社のなかには、高額な手数料を請求したり、実質的な貸付を行ったりする悪徳業者が存在します。

介護報酬ファクタリングを利用する際は、こういった業者に引っかからないよう、注意しなければなりません。

悪徳業者に共通する特徴は以下のとおりです。

  • 手数料が0円だったり、極端に高かったりする
  • 償還請求権ありの契約を結ぼうとする
  • 契約に際して書類を作りたがらない
  • 調べても会社に関する情報が出てこない
  • 振り込みではなく現金手渡しを希望する

なお、次の項目で紹介しているおすすめファクタリング会社は、どこも優良業者なのでご安心ください。

おすすめ介護報酬ファクタリング会社を比較

介護報酬ファクタリングにおすすめの会社は以下の4社です。

手数料入金までの最短日数
ファクタリングベスト5~18%程度3時間
リコーリース取引内容により異なる10日
カイポケ最大0.8%5営業日
三菱HCキャピタル0.2%〜5営業日

1社ずつ詳しく解説します。

ファクタリングベスト

ファクタリングベスト

手数料5~18%程度
入金までの最短日数3時間

ファクタリングベストは、法人様限定でファクタリング会社への相見積もりサービスを提供しています。

今回紹介する他3社とは異なり、ファクタリング会社ではありません。ファクタリング会社の一括査定サービスです。

社名やお持ちの売掛金などを簡単1分で入力するだけで、優良4社への相見積もりを行い、最速・最高値で買い取る会社が分かります。

介護報酬ファクタリングではないので、手数料は5〜18%程度となっています。ですがその分、2社間ファクタリングの選択肢も存在し、最短3時間での資金調達が可能です。

1日で1,000万円調達した事例や、2日で7,000万円調達した事例などもあります。

今すぐにでも資金調達をしたい方は、ぜひ以下よりファクタリングベストの相見積もりをご利用ください。

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リコーリース

リコーリース
手数料取引内容により異なる
入金までの最短日数10日

リコーリースは、プリンターなどで有名なリコーグループが運営する介護報酬ファクタリングです。

大手企業が運営をしているので、安心して利用できます。

本記事では介護報酬債権のファクタリングについて解説をしましたが、リコーリースでは以下3つの債権のファクタリングも可能です。

  • 自立支援給付費債権
  • 訪問看護療養費債権
  • 診療・調剤報酬債権

手数料は「取引内容により異なる」とされており公開されていません。また入金までの日数は最短10日とやや長めになっています。

カイポケ

カイポケ
手数料最大0.8%
入金までの最短日数5営業日

カイポケは、介護・看護・障害福祉ソフトを提供する企業です。「カイポケ早期入金サービス」という名称で、介護報酬ファクタリングのサービスを提供しています。

カイポケ最大の特徴は、手軽さです。利用時に提出が必要となる書類は以下のとおりです。

  • ファクタリング契約書
  • 早期入金サービス申込書
  • 債権譲渡通知書
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書、発行から2ヶ月以内の原本)
  • 印鑑証明書(発行から2ヶ月以内の原本)

利用に際して、直近2ヶ月分の社会保険料納付書等は必要ありません。

入金までの日数は約5営業日と、業界最短の水準です。

またカイポケは、介護報酬ファクタリング以外にも、診療報酬ファクタリングや調剤報酬ファクタリングを展開しています。

すでに事業でカイポケを利用している方には、特におすすめです。

三菱HCキャピタル

三菱HCキャピタル
手数料0.2%〜
入金までの最短日数5営業日

三菱HCキャピタルは、三菱グループが運営する介護ファクタリングサービスです。

ここまで紹介した他ファクタリング会社と同じように、介護報酬のみならず、調剤・診療報酬債権、障がい給付費債権の早期資金化も行っています。

三菱HCキャピタル最大の特徴は、手数料率の低さです。手数料率は月0.2%〜となっており「買取金額に掛け目を乗じた前払額に対して手数料を頂戴します。」と記載されています。

三菱HCキャピタルで介護報酬ファクタリングを利用する際に必要な書類は以下のとおりです。

  • 各種報酬請求書(1年分)
  • 各種支払決定額通知書(1年分)
  • 事業所の指定通知書
  • 印鑑証明書
  • 履歴事項全部証明書

まとめ

介護報酬ファクタリングのメリット・デメリットや、おすすめ介護報酬ファクタリング会社4選について解説しました。

介護報酬ファクタリングは、ファクタリング最大のデメリットである「手数料」をほとんど気にせず利用できるサービスです。

本記事で紹介したおすすめ4社は以下のとおりです。

手数料入金までの最短日数
ファクタリングベスト5~18%程度3時間
リコーリース取引内容により異なる10日
カイポケ最大0.8%5営業日
三菱HCキャピタル0.2%〜5営業日

簡単1分で優良4社に一括見積もりができるファクタリングベストについては、以下をご覧ください。

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この記事を書いた人

ファクタリング業界に3年以上携わり、日々ファクタリング会社の現場責任者や役員と情報交換を行っています。

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