「けんせつくん」は、その名の通り建設業に特化したファクタリングサービスとして知られています。
建設業特有のファクタリングのしにくさを理解してくれるため、他社で断られた売掛債権でも買い取ってもらえる可能性があります。
本記事では、けんせつくんの口コミ・評判と、実際に利用してわかったメリット・デメリットをまとめました。
後ほど利用した際の内容を「けんせつくんを実際に利用してみた結果と感想」でお伝えしますが、入力項目が少なく2分程度で終了。申込後10分で担当者から電話が来て、担当者につながるまでのスピードが早いのは好印象でした。
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けんせつくんとは？特徴や基本情報を紹介
| 公式サイト | https://xn--y8jd4aybzqd.jp/ |
|---|---|
| 対象事業 | 個人事業主・法人 |
| 入金速度 | 最短2時間 |
| 契約方式 | 2社間ファクタリング |
| 手数料 | 5％〜 |
| 買取可能額（下限〜上限） | 非公開 |
| 審査通過率 | 非公開 |
| 必要書類 | ・請求書 ・本人確認書類 |
| 運営会社 | 株式会社ウィット |
けんせつくんは、株式会社ウィットが提供している建設業特化型のファクタリングサービスです。
株式会社ウィット自体も小口専門のファクタリングサービスをやっており、派生としてけんせつくんがあります。
そのため、買取可能額は公開していないものの、株式会社ウィットのファクタリングと同様だとすると、20万円〜500万円の売掛債権が対象となるはずです。
建設業は支払いサイトが長い傾向があり、一般的なファクタリングでは断られてしまう可能性が高いです。
上記のような審査に不利な売掛債権でも、けんせつくんなら対応してもらえる希望があるので、建設業の方には特におすすめするファクタリングサービスとなっています。
けんせつくんの良い口コミ・評判
けんせつくんを実際に利用した方で、以下のような口コミを投稿しているのを見つけました。
全体としては、良い口コミが多く、中でも手数料の安さについて触れている投稿が見受けられた印象です。
ではそれぞれの口コミについて詳しくみていきましょう。
手続きがシンプルでわかりやすい
こちらの投稿者は、手続きがシンプルでわかりやすいという点について言及しています。
必要書類を集めることや、審査手続きなど不安でしたが、シンプルで分かりやすく、親切に対応してもらえたので、思ったよりも簡単に利用することができました。また資金繰りに困った時は相談させてもらいます。
引用：ファクタリング会社の口コミ
けんせつくんの審査は請求書と本人確認書類の2点で行われ、手続きが非常にシンプルです。
審査も最短2時間で完了し、問題なければそのまま振込手続きに移るため、スピーディーさに驚いた声も見受けられました。
けんせつくんはオンライン完結で契約できるからこそ、手続きが簡略化されている点は、多くの人のメリットになるでしょう。
柔軟性の高さを感じた
こちらの口コミは、提出書類が少なかったにもかかわらず、審査に通してくれた柔軟性の高さについて評価しています。
私が提出したのは請求書と通帳くらいで、エビデンスとしてはかなり不確かな内容だったと思います。普通なら審査落ち間違いなしの申込みを通してくれた柔軟性は、確かに建設専門と言うだけのことはあります。後から話を聞くと、私の取引先に対して調査が行われたのだとか。取引先を調べて、架空債権のリスクを潰していったみたいです。
引用：ファクタリング会社の口コミ
けんせつくんでは、請求書だけでなく受注時の注文書でも申し込みが可能です。
また、少ない資料でもエビデンスとなる要素を見つけ、時には口コミのように売掛先の調査も実施して取引の判断をしてくれます。
建設業界に特化しているからこそ、丁寧かつ柔軟に対応してくれる点は、資金繰りに困窮している方からすると非常に魅力的なポイントといえるでしょう。
手数料が安くて驚いた
けんせつくんの口コミで多かったのが、手数料の安さについてです。
小さな建設会社を経営しており、資機材の購入や、下請けへの支払いのためにファクタリングをたびたび利用しています。今まで他のファクタリング会社を利用しており、手数料が高いことが悩みでした。 今回、初めて利用しましたが、提示された手数料が今までよりかなり安くて、驚きました！手続きも比較的簡単だったので、乗り換えを考えているならオススメです！
引用：ファクタリング会社の口コミ
一般的に建設業は支払いサイトが長い傾向があるため、ファクタリングをする際はマイナスな要素になります。
もし審査に通ったとしても、ファクタリング会社側のリスクヘッジのために手数料を多くとられるケースも珍しくありません。
しかし、けんせつくんでは業界特化だからこそ問題なく取引できると判断でき、その分手数料の安さに還元しています。
注文書買取というのは、大手のファクタリング会社が行ってるイメージだった。中小規模の会社で注文書に対応している所はかなり少ないと思う。しかも手数料が割安。大手系は審査が非常に厳しいので、いくら手数料が安くても、利用することさえできなかった。ここは審査が優しく、手数料も安い。「けんせつくん」という名前は少々軽薄だが、サービスそれ自体は非常に堅実。
引用：ファクタリング会社の口コミ
こちらの口コミでは手数料の安さと審査難易度について触れられています。
一般的なファクタリングは多種多様な業種から依頼がくるからこそ、平均的な審査を行わなければなりません。
そうなると、どうしても建設業界は審査通過率が低くなってしまうでしょう。
その点でも、けんせつくんは審査が通りやすい上、手数料も抑えられているので評価が集まっている印象です。
けんせつくんの悪い口コミ・評判
けんせつくんでは、以下のように低評価の口コミも見受けられました。
ただし、低評価の口コミは圧倒的に少なかったので、サービス自体に問題があるのは考えにくいです。
上記をふまえた上で、それぞれの口コミについて詳しく見ていきましょう。
連絡が遅かった
けんせつくんに申し込んでも連絡がなく、残念だったという口コミがありました。
かなり残念でした連絡は遅いし、返事もないし、ずっと待たされて最初から審査通すつもりがないみたいでした
引用：Googleマップ
詳細な理由は不明ですが、資金調達がしたいのに連絡がなく取引ができないとなると、サービスに不信感を抱いてしまうはずです。
理由がどうであれ、対応できない内容や時間がかかる点について連絡があれば、口コミのような感想を持つこともなかったでしょう。
現状では、こちらの一件のみしか見受けられませんでしたが、今後も投稿者のような気持ちにならないよう、けんせつくんのサービス品質の向上に期待です。
希望通りの結果にはならなかった
こちらの投稿者は、けんせつくんで審査はできたものの、希望通りの結果にならない点に不満を持っているようでした。
電気工事士の一人親方です。以前は同じ会社の専属として働いていましたが、現在では工場のメンテナンスから家電店のエアコン設置まで手広くやっています。ただ、個人経営で専属の請負契約がないというのはファクタリングではマイナスに働くようで、審査落ちした経験も何回かありました。ここでは資金調達こそできたものの、やはりそうした事が理由で、希望通りの結果とはならなかったです。今回は妥協という形で利用させてもらいました。
引用：ファクタリング会社の口コミ
上記の口コミはどちらかというと、ファクタリング全体に不満を持っているような内容です。
建設業界に特化しているファクタリングサービスだからこそ期待したものの、あまり良い結果ではなかったため、こうした投稿内容なのでしょう。
けんせつくんは建設業界に特化しているだけで、どうしてもリスクが高いと感じる売掛債権は審査に通らない、あるいは手数料が高く設定されます。
もし少しでも審査に通りやすく、なおかつ手数料を下げるなら、取引がわかるような資料の用意や信頼できる売掛債権を利用しましょう。
けんせつくんを実際に利用してみた結果と感想
法人と個人事業主として、それぞれ実際の50万円の売掛金を基に申込みをした結果と感想は以下の通りです。
良い点
- 申し込みフォームは最低限の内容を入力するのみで2分で終わる。
- 申込後10分で担当者から電話が来て、担当者につながるまでのスピードが早いのは好印象。
悪い点
- 建設業界に特化したサービスであり、当然だが建設会社以外は利用不可。
微妙な点
- 申込みが簡略化されすぎている分、後ほど請求書、個人情報、会社情報の提出に時間がかかる可能性はある。
結論
- サイトのみやすさ、スピード感など粗はなく、建設業界の方にはオススメできる。
けんせつくんを利用した、実際の流れは下記の通りです。
1．相談するをクリック
2．申込みフォームに情報を入力する
3．申請後に記載したメールアドレスへメールが届く
4．申請後10分で電話が来たが、出られなかったところ、すぐに以下のメールが届いた
5．こちらから電話で折り返した
電話でファクタリングを希望する旨を伝えたところ、まず最初に私の事業の業種を聞かれました。
そこで、建設会社ではないと答えたところ、建設会社しか受け付けていないのでとお断りをされ、終了となりました。
けんせつくんを利用するメリット
けんせつくんには、以下のようなメリットがあります。
- 建設業界の事業者は全て対象
- 最短2時間で資金調達が可能
- オンラインで全ての手続きが進められる
- 手数料の最安値は5％と低水準
- 請求書だけでなく注文書でも依頼可能
自社にとって魅力的に感じるかどうかも含めて、詳しいメリットを読み進めてください。
建設業界の事業者は全て対象
けんせつくんは、建設業界の事業者なら全て対象です。
企業だけでなく一人親方や個人事業主でも利用できるので、資金繰りに困っている場合は検討の価値は十分にあるでしょう。
また、けんせつくんは税金滞納・赤字決算、他社で断られていても審査に通る可能性があります。
建設業界に特化しているからこそ、事情を加味した審査をしてくれるのも、けんせつくんの魅力です。
融資を断られてしまった、あるいは新規開業で借入できない場合の資金調達手段としてけんせつくんを活用すると良いでしょう。
関連記事：建設業に最適なファクタリング会社10選！利用時のポイントも徹底解説
最短2時間で資金調達が可能
けんせつくんのメリットとして、資金調達までの早さがあげられます。
審査から入金まで最短2時間で完了するので、融資や借入の手続きを行うよりも圧倒的にスピーディーです。
そのため、仕入れに使用する費用が枯渇しそう、売掛金の支払いを延長されてしまったといったタイミングでも、補填ができる可能性があります。
（※）入金までの最短時間についての実情を解説します。
入金までの最短時間は3時間が実情です。申込みから1〜2時間の入金は、リピーターならありますが新規取引ではまず無理です。なぜなら、【①提出書類を出してもらう⇒②審査⇒③契約締結⇒④入金】この流れでいくと、どれだけスムーズにいったとしても現実的には、申込みから入金まで最短でも3〜6時間、または翌日以降になるためです。
オンラインで全ての手続きが進められる
けんせつくんで契約する際は、全てオンライン上で完結できる点もメリットです。
データを送るデバイスや、インターネット環境が整っているなら場所を問わずに手続きを進められるので、時間的な拘束を感じることもありません。
けんせつくんを利用したくても周辺に店舗がないから断念するという必要もないので、全国どこからでも申し込みが可能です。
関連記事：ファクタリングオンライン完結『非対面』プロが選んだ20選【2025年最新】
手数料の最安値は5％と低水準
口コミでもあったように、けんせつくんは手数料が安い点もメリットです。
手数料は5％からで、一般的な2社間契約の相場である8〜20％よりも低水準に設定されています。
手数料が安い理由としては、オンライン完結での対応によって人件費を大幅に削減している点が考えられます。
人件費が削減できる分、手数料に還元して利用者がより多くの資金を得られるよう配慮しているのでしょう。
ただし、けんせつくんの手数料は最安値が5％であり、上限が公開されていない点には注意が必要です。
平均相場を大きく超えるような手数料を提案することはないものの、場合によっては他社のほうが安く済む可能性も頭に入れておいてください。
請求書だけでなく注文書でも依頼可能
けんせつくんの特徴でありメリットでもあるのが、請求書だけでなく注文書も買取対象になる点です。
一般的なファクタリングは、売掛債権として請求書の提出を求めます。
しかし、けんせつくんは注文書でも買取をしてくれるため、仕事を受注した段階でファクタリングが可能です。
建設業界は、報酬をもらう前の経費は自社負担になるケースがほとんどなので、注文書でファクタリングがしたいと考えている方も多いでしょう。
もちろん請求書よりは審査が厳しくなるものの、注文書でのファクタリングも可能な点は覚えておいてください。
けんせつくんを利用するデメリット
けんせつくんには、以下のようなデメリットがあります。
- 建設業以外の業種は対応不可
- 手数料が高くなる可能性がある
- 土日祝日は対応不可
上記を理解した上で、けんせつくんで利用すべきかどうかを判断しましょう。
建設業以外の業種は対応不可
けんせつくんは良くも悪くも建設業特化のファクタリングサービスです。
建設業界以外の事業がファクタリングを申し込んでも審査に通らないでしょう。
売掛先の業種について記載はなく、あくまで自社が建設業であるかどうかが重要です。
手数料が高くなる可能性がある
売掛債権によっては手数料が高くなる可能性がある点も、けんせつくんのデメリットです。
手数料の最安値が5％なのは魅力ではあるものの、上限が公開されていないため利用時には不安が残るでしょう。
ファクタリングにおける手数料は融資でいうところの利息に該当します。
そのため、手数料が多くなるほど得られる資金が減少し、本来得られるはずの利益が少なくなります。
もしけんせつくんよりも手数料の低いファクタリングサービスがあるなら、こだわって利用する必要はないでしょう。
土日祝日は対応不可
けんせつくんは土日祝日には対応してもらえない点は注意が必要です。
運営元である株式会社ウィットは土日祝日は定休日としており、けんせつくんも審査や営業を行っていません。
もしけんせつくんを利用したいなら、平日の9時から18時までの間に手続きを済ませる必要があります。
土日祝日にどうしても資金が必要なら、365日対応のファクタリングサービスを利用しましょう。
口コミから分かった、けんせつくんがおすすめの方
けんせつくんの口コミを調査し、判明したおすすめの方についてまとめました。
- 他社ファクタリングを断られた建設業の法人・個人事業主
- 資金調達が差し迫っている方
- 新規開業したばかり方
- 業界に精通したスタッフに対応してほしい方
上記に該当するなら、ぜひけんせつくんを前向きに検討しましょう。
では、それぞれのおすすめの方について詳しく解説します。
他社ファクタリングを断られた建設業の法人・個人事業主
建設業の法人・個人事業主の方の中でも、他社ファクタリングを断られてしまった方にけんせつくんを強くおすすめします。
けんせつくんは、建設業の事情に精通したスタッフが対応してくれるため、本来買い取られにくいはずの売掛債権も審査に通る可能性があります。
ただし、建設業だからといって全ての売掛債権を買い取ってもらえるわけではありません。
あくまで債権回収ができると判断された売掛債権のみなので、エビデンスとなる書類は揃えられるだけ準備をしておきましょう。
資金調達が差し迫っている方
資金が必要な期間が差し迫っている方にもけんせつくんはおすすめです。
けんせつくんは審査から入金まで最短2時間で完了できるため、当日中に資金調達できる可能性があります。
緊急的に費用が必要になった場合、融資なら数週間から数ヶ月かかるため、間に合わないでしょう。
しかし、けんせつくんなら遅くとも翌営業日には結果がわかるので、対応しやすくおすすめです。
関連記事：即日ファクタリングで【失敗しない5つのコツ】と最新25選も紹介
新規開業したばかり方
建設業を新規開業したばかりの方の資金調達手段として、けんせつくんが推奨できます。
新規開業だと実績がないために融資を受けづらく、資金が枯渇しやすいのが現場です。
特に建設業は支払いサイトが長い傾向にあるので、報酬が支払われるまでの間に資金が不足して依頼を受注できなくなる可能性もゼロではありません。
そこでけんせつくんを活用することで、他の仕事の受注や仕入れなどの経費に充てる資金の確保が可能です。
けんせつくんは建設業界に精通しているファクタリングサービスだからこそ、新規開業したばかりの方にも柔軟な対応が期待できます。
業界に精通したスタッフに対応してほしい方
建設業界に精通したスタッフに対応してほしいと考えている方にもけんせつくんはおすすめです。
業界についての知識が浅いと、説明ややりとりが多くなるので時間がかかってしまうケースも珍しくありません。
一方、けんせつくんでは業界を熟知したスタッフのみで構成されているので、納得のいく案内や融通の効いた対応に期待できます。
また、どのような売掛債権が買取してもらいやすいかなどの情報も聞けるでしょう。
けんせつくんの口コミに関するよくある質問
ここでは、けんせつくんに関するよくある質問をまとめました。
支払いサイトが90日以上の売掛債権でも買い取ってもらえますか？
建設業に関連する売掛債権なら、支払いサイトが90日以上でも買取対象となる可能性はあります。
しかし、けんせつくんが定めた基準は公開されていないため、支払いサイトが何日以上なら対象なのかは不明です。
まずは一度、見積もりをとってみると良いでしょう。
大規模な資金調達は可能ですか？
けんせつくんで数千万円〜数億円の資金調達は難しいかもしれません。
けんせつくんの母体である株式会社ウィットは、500万円以下の小口専門のファクタリングサービスを提供しているため、けんせつくんも同様の可能性が高いからです。
もしけんせつくんで大規模な資金調達を検討している場合は、事前に相談してみましょう。
現在利用しているファクタリングサービスから乗り換えしても問題ありませんか？
ファクタリングサービスの乗り換えは問題ありません。
乗り換え時の違約金などは発生しませんが、契約で用いた売掛債権を再利用するのは違法にあたるため禁止です。
ファクタリングサービスを乗り換える際は、必ず1つの売掛債権につき1社と契約するようにしてください。
まとめ
今回はけんせつくんの口コミ・評判について、実際に利用してわかったメリット・デメリットを解説しました。
建設業界に特化したファクタリングサービスだからこそ、事情のある売掛債権でも買い取ってくれる可能性が高いことを理解してもらえたはずです。
ただし、建設業界に特化しているからといっても、それぞれの方へ最適な提案がされるかどうかはわかりません。
そこでおすすめなのが、ファクタリングベストを使って相見積もりを取る方法です。
ファクタリングベストは優良ファクタリング会社4社から一括見積もりが取れるサービスで、手数料や審査時間などを簡単に比較しやすくなっています。
ファクタリングベストを用いれば、各社の見積もりを比較しながら、最適な契約を選択できるでしょう。
ぜひ、建設業界の方はけんせつくんおよびファクタリングベストを活用して、効率の良い資金調達を実現させてみてください。
