ファクタリング手数料の相場は、法人が利用する場合は5~18%です。
個人事業主の場合、手数料は「法人の手数料×1.5倍」程度が相場となります。
2社間ファクタリングの手数料相場は、法人で5~10%、個人事業主で12~27%です。
3社間ファクタリングの手数料相場は、法人で8~18%、個人事業主で7.5~15%となっています。
手数料を抑えるには、2社間ファクタリングの利用がおすすめです。またファクタリング会社側に競争の原理が働く、一括査定サービスの利用もおすすめです。
今回はファクタリング手数料の相場や、手数料を賢く抑える方法についてまとめました。
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そもそもファクタリングの手数料とは?
ファクタリングの手数料とは、ファクタリング会社に売掛金を売却して、資金を受け取る際に発生する費用のことです。
ファクタリング会社は、売掛金から手数料を差し引いた額を利用者に支払います。利用者に支払った額と売掛金の差額を利益としています。
ファクタリングの手数料に制限はありません。そのため手数料は、ファクタリング会社が自由に決められます。
ファクタリング手数料の計算方法
ファクタリングの手数料は、以下の計算方法で算出できます。
売掛金×手数料率=手数料
例えば100万円の売掛金を手数料10%でファクタリングした場合の計算方法は、以下のとおりです。
100万円×10%=10万円
つまり利用者は、100万円から10万円を差し引いた90万円を受け取ります。
ファクタリング手数料の相場は5〜18%
手数料は、ファクタリング会社が自由に決められるとお伝えしました。しかし相場は、5〜18%となっています。
手数料が5%を下回るファクタリングは、詐欺を疑った方が良いかもしれません。手数料が18%を超えるファクタリングは、悪徳業者を疑った方が良いかもしれません。
ファクタリングは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分かれます。そしてそれぞれ手数料相場が異なります。
両者について詳しく見てみましょう。
2社間ファクタリングの場合は8〜18%

2社間ファクタリングの手数料相場は8〜18%です。
2社間ファクタリングでは取引の仕組み上、ファクタリング会社が売掛金を売掛先に直接請求できません。上図④と⑤のように、利用者を経由して売掛金を受け取ります。
また利用者のファクタリング利用は、売掛先に通知されません。
そのため売掛金の未回収リスクが高く、3社間ファクタリングと比較して手数料も高くなっています。
3社間ファクタリングの場合は5〜10%

3社間ファクタリングの手数料相場は5〜10%です。
3社間ファクタリングでは上図⑥のように、ファクタリング会社が売掛金を売掛先に直接請求できます。
そのため売掛金の未回収リスクが低く、2社間ファクタリングと比較して手数料も低くなっています。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いは以下のとおりです。
2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
---|---|---|
審査基準 | 厳しめ | 緩め |
売掛金回収者 | 利用者 | ファクタリング会社 |
手数料 | 8~18%程度 | 5~10%程度 |
売掛先への通知 | なし | あり |
債権譲渡登記 | 原則あり | 原則なし |
資金調達速度 | 早め | 遅め |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事::ファクタリングの2社間と3社間の仕組みと6つの違いを図解で解説!
法人と個人でも手数料は異なる
5〜18%の手数料は、法人がファクタリングを利用する場合のものです。
個人事業主がファクタリングを利用する場合、手数料の相場は「法人の手数料×1.5倍」となっています。
個人事業主は法人と比べて、信用力が低いからです。
個人事業主がファクタリングを利用する際の手数料相場は以下のとおりです。
- 2社間ファクタリングの場合:12〜27%
- 3社間ファクタリングの場合:7.5〜15%
ファクタリングの手数料に上限はない
ファクタリングの手数料には、法的な上限がありません。
これはファクタリングが融資ではなく、売掛金を売却する「債権譲渡取引」に分類されるためです。
一方融資における手数料は、出資法第4条にて上限5%と定められています。
金銭の貸借の媒介を行う者は、その媒介に係る貸借の金額の百分の五に相当する金額(当該貸借の期間が一年未満であるものについては、当該貸借の金額に、その期間の日数に応じ、年五パーセントの割合を乗じて計算した金額)を超える手数料の契約をし、又はこれを超える手数料を受領してはならない。
ファクタリングでは資金調達のハードルが低い分、手数料は融資と比較して高く設定されています。
ファクタリングの手数料は違法ではない
ファクタリングで手数料を取ること自体は、違法ではありません。前述のとおりファクタリングは融資ではないので、手数料の上限もありません。
しかし手数料が極端に高額であったり、契約内容が不透明であったりする場合は要注意です。
ファクタリングを装った闇金・悪徳業者もいるので要注意
なかには悪徳なファクタリング業者やファクタリングを装った闇金業者がいます。
年率1,000%を超える手数料を支払わされたり、恫喝や勤務先への連絡など悪質な取立て被害に遭ったりするケースもあり、逮捕者も出ています。
2021年、中小企業に法外な金利で金を貸し付けたなどとして、一般社団法人Hの幹部ら男6人が貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで逮捕されました。
貸金業の登録なしに、香川県や宮城県の中小企業経営者ら5人に計約1億3,000万円を貸し付け、法定金利の8〜34倍にあたる利息計約3,000万円を受け取った疑いがあるとのことです。
ファクタリング業者を装った事実上のヤミ金業者と見られています。
ファクタリング会社を選ぶ際には、信用できる業者かどうか、見極めが肝心です。
関連記事:【暴露】ファクタリングを装った闇金業者がいる!見分け方や逮捕事例と安全策
ファクタリングの手数料に消費税はかからない
ファクタリングの手数料には、消費税がかかりません。
これは国税庁が「売掛債権譲渡は非課税取引」と定めているからです。
金銭債権の譲り受けの際に債権者から徴収する割引料、保証料又は手数料は、その名目の如何にかかわらず、金銭債権の譲受対価として非課税となります。
料金に消費税が含まれておらず、追加で10%分の支払いが発生して損をした経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
しかしファクタリングでは、その心配は不要です。例えば手数料10万円が、税込11万円となることはありません。
ファクタリング手数料の勘定科目は?
ファクタリングの手数料は「売上債権売却損」として計上します。
100万円の売掛金をファクタリング会社に譲渡した際の手数料が10万円だった場合の仕訳は以下のとおりです。
借方 | 貸方 |
---|---|
現金預金 90万円 | 未収入金 100万円 |
売上債権売却損 10万円 |
ファクタリングに関連する仕訳については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:ファクタリングの仕訳方法を事例付きで分かりやすく解説!勘定科目一覧も
手数料が高いと感じる方にはファクタリング会社の一括査定サービスがおすすめ
以下3つの理由から、ファクタリングの手数料が高いと感じる方には、一括査定サービスをおすすめします。
- 競争の原理が働き手数料を抑えられるから
- 悪徳業者に騙される心配がないから
- 比較検討の手間がかからないから
それぞれ詳しく見てみましょう。
競争の原理が働き手数料を抑えられるから
一括査定サービスでは、フォームに必要事項を入力するだけで、複数のファクタリング会社に対して相見積もりができます。
そしてファクタリング会社は「利用者が相見積もりをしていること」を知っています。
手数料は、ファクタリング会社を選ぶ上で重要な要素です。
「選んでもらえるように手数料をできるだけ抑えよう」と競争の原理が働きます。複数社のなかから、相対的に手数料が安いファクタリング会社を見つけられます。
一括査定サービスを利用せず直接問い合わせをする場合、ファクタリング会社側に手数料を抑えるインセンティブがそれほど働きません。
そのため手数料が高いと感じる方には、ファクタリング会社の一括査定サービスがおすすめです。
関連記事:ファクタリング一括査定サービスおすすめ6選!選び方やメリット・デメリットも解説
悪徳業者に騙される心配がないから
ファクタリング会社のなかには、悪徳業者や闇金業者が存在するとお伝えしました。
悪徳業者や闇金業者は、優良業者を装って潜んでいます。いくら気をつけていても、騙されるリスクをゼロにはできません。
一方、一括査定サービスでは厳選された優良業者に対して相見積もりができます。
「厳選された優良業者」のなかに悪徳業者や闇金業者はいません。もし悪徳業者や闇金業者が紛れ込んでいると、信用を失い、サービスが成り立たなくなるからです。
余裕がなく焦っているときほど、悪徳業者や闇金業者に騙されるリスクは高まります。
一括査定サービスを利用すれば、騙される心配もなく、安心してファクタリングを利用できます。
関連記事:ファクタリング詐欺とは?悪徳業者・利用者に分けて逮捕や事件の例を紹介
比較検討の手間がかからないから
ファクタリング会社は、国内に100社以上存在します。
ファクタリングを初めて利用する場合、多くの選択肢のなかから条件の良いファクタリング会社を探さなければなりません。
資金繰りに困っており、余裕がない状態でのファクタリング会社探しは大変です。手を抜くと、悪徳業者に騙されるリスクもあります。
ファクタリング会社を数社に絞り込んで、それぞれに問い合わせをするのも大変です。
そのような場合に一括査定サービスを利用すれば、1つのフォームに入力をするだけで、複数社に対して相見積もりができます。前述のとおり詐欺の心配もありません。
相見積もりができれば、条件の良いファクタリング会社が見つかります。
一括査定サービスを利用すれば、比較検討の手間がなくなります。
手数料を抑えたいならファクタリングベストがおすすめ
ファクタリングベストは、法人様限定でファクタリング会社への相見積もりサービスを提供しています。
会社名やお持ちの売掛金などを簡単1分で入力するだけで、優良4社への相見積もりを行い、最速・最高値で買い取る会社が分かります。
100社以上あるファクタリング会社のなかから、優良4社を厳選しているので、闇金業者や悪徳業者、反社会的勢力と関係がある業者を選んでしまうリスクはありません。
審査通過率は最大98%で、申込みから入金まで3時間以内の実績もあります。
1日で1,000万円調達した事例や、2日で7,000万円調達した事例などもあります。
今すぐにでも資金調達をしたい方は、ぜひ以下よりファクタリングベストの相見積もりをご利用ください。
まとめ
ファクタリング手数料の相場や、手数料を賢く抑える方法について解説しました。
ファクタリング手数料の相場は、2社間の場合が5〜10%、3社間の場合が8〜18%です。
5〜18%以外の手数料を定めるファクタリング会社は、詐欺や悪徳業者の可能性があるためおすすめしません。
詐欺の可能性をなくしつつ、少しでも手数料を抑えたいのであれば、一括査定サービスがおすすめです。優良業者に対して簡単に相見積もりができます。
簡単1分で優良4社に一括見積もりができるファクタリングベストについては、以下をご覧ください。