支払日が迫るなかでオッティの名前を見つけたものの、口コミは少なく、サイトによって書いてあることも違う。そんな理由で迷っている経営者の方も多いのではないでしょうか?
結論から書くと、オッティは平日に面談の時間を取れて、取引先に知られない2社間ファクタリングで資金化したい法人・個人事業主の候補になる会社です。
山崎正典ただし口コミの評価は割れており、手数料の上限も公式サイトでは確認できません。
対象は東京都台東区東上野の株式会社オッティで、オンライン型のOLTA(オルタ)とは別の会社です。都市銀行の法人営業とファクタリング会社の営業企画を経験してきた立場から、口コミと公式情報を整理します。
【口コミから検証】オッティのファクタリングの評判まとめ
| 良い口コミ・評判 | 悪い口コミ・評判(注意点) |
|---|---|
| ✅ 入金が速く、優先的に審査してもらえた | ❌ 「手数料が高い」という声があり、手数料の上限は公式サイトで確認できない |
| ✅ 少額の請求書でも、数社分まとめる提案を受けられた | ❌ 担当者の対応や「話が違う」ことへの不満がある |
| ✅ 個人事業主や赤字決算でも利用できる | ❌ 審査に時間がかかったという声がある |
| ✅ 2社間なら、原則として取引先に通知せずに資金化できる | ❌ 土日祝は定休日で、契約には面談が必要 |
オッティは入金の速さと、少額の請求書にも相談に乗る柔軟さが評価されています。ただし手数料の上限は公式サイトで確認できず、手数料の高さや担当者の対応への不満も見られます。土日祝は定休日で、オンラインで完結する手続きの案内もありません。条件に合わない場合は複数社比較で最適な選択を。「ファクタリングベスト」なら完全無料で相見積もりできます。




オッティのファクタリングの評判・口コミは?良い声と悪い声
第三者サイトの評価は割れています。ファクタリング会社の口コミでは15件で総合3.1点、ファクログでは3件で平均4.7点でした(2026年10月7日時点)。入金の速さを評価する声と、手数料や担当者の対応への不満が並んでいます。
良い口コミ|入金スピードと少額・複数請求書への対応
- 「スピードで言うと申し分ありません。」優先的に審査してくれた(ファクタリング会社の口コミ、2021年9月)
- 他社では買取額の下限で断られたが、請求書を数社分まとめる提案を受けた(同、2021年12月)
- メールの返信が10分以内に来ることが多かった。利用者情報の手数料は10%(ファクログ、2025年6月)
- 「なんと言っても入金までの早さです。」利用者情報の手数料は5%(ファクログ、2025年6月)
少額の請求書でも門前払いにせず、組み合わせを考えてくれたという声は、小規模な事業者には心強いはずです。
悪い口コミ|手数料の高さ・担当者の対応・審査時間
- 「業界最高水準と謳ってるが手数料が高い。担当者の対応にも不満を感じたのでお断りしました。」(ファクタリング会社の口コミ、2023年2月)
- 審査に時間がかかり、スピーディな資金調達にはならなかった(同、2022年7月)
- 「来社して、あれもこれも要求してくる。話がちがいました。」(同、2021年8月)
好意的なファクログの口コミにも、改善点として「手数料の透明性」が挙がっていました。



営業企画にいた頃、手数料への不満は「最初に聞いた目安」と「審査後の正式な提示」の差から生まれることが多いと感じていました。「話がちがいました」という投稿は、来社後に次々と求められたことへの不満のようです。
事前の説明と実際の差が不満になるのは、手数料でも書類でも同じです。
口コミの出どころと件数|公式の「お客様の声」との違い
オッティの「口コミ」として出回っている声は、出どころによって性質が違います。
| 出どころ | 件数・評価 | 投稿時期 | 読むときの注意 |
|---|---|---|---|
| 公式サイトの「お客様の声」 | 2つのLPに計6件、すべて好評 | 日付なし | 会社自身が選んで載せたもの |
| ファクタリング会社の口コミ | 15件・3.1点 | 公開されている6件は2021〜2023年 | 「利用実績あり」で絞り込むと0件 |
| ファクログ | 3件・4.7点 | 2025年5〜6月 | ページに「プロモーションが含まれています」と表示 |
評判記事の中には、公式の「お客様の声」を良い口コミとして転載しているものもあります。また、ファクログの口コミには「チャットでの対応」とありますが、公式サイトにはLINEでの問い合わせ案内はあるものの、契約までオンラインで完結する手順は見当たりません。
公式LPの「No.1」表示も、注記は「日本トレンドリサーチ 2020年11月実施:サイトのイメージ調査」で、利用者の満足度調査ではありません。広告であることを隠した宣伝は2023年10月から景品表示法の規制対象で、レビュー投稿も含まれます(消費者庁)。口コミ記事に「PR」「広告」の表示があるかも見ておきましょう。



確認した2サイトの口コミは合わせて18件しかないため、点数よりも「何に不満が出ているか」を読むほうが判断材料になります。
オッティとは?運営会社と利用条件の一覧
株式会社オッティは、国税庁の法人番号公表サイトで確認できる実在の法人です。東京・上野に事務所を置き、2社間ファクタリングを主に扱っています。ただし公式サイトが3つあり、条件の数値は掲載時期がばらばらです。
株式会社オッティの実在性|法人番号と所在地の確かめ方
国税庁の法人番号公表サイトでは、法人番号8010501042722、所在地は東京都台東区東上野3丁目10番5号です。法人番号の指定は2018年6月18日で、同年12月に同じ東上野の別の番地から現住所へ移っています。同じ名前の会社が新宿区や大阪市などにもあるので、法人番号か所在地で特定してください。
公式サイトは次の3つで、会社名・住所・電話番号が一致しています。
- factoring-otti.jp(会社案内、よくある質問、ブログ)
- otti-factoring.com(LP。代表者として小野貢司氏の名前と取引条件のQ&Aを掲載)
- otti-tokyo.com(LP。No.1表示と利用者の声を掲載)
今回確認した公式サイトでは、会社案内に設立日や資本金の記載がなく、利用規約も見当たりませんでした。



銀行の法人営業では新しい取引先の実在を必ず登記で確かめていましたが、同じことは法務局で登記事項証明書を取ればできます。
手数料・買取額・入金スピードなど利用条件の一覧表
| 項目 | 公式の記載 | 載っている場所 |
|---|---|---|
| 手数料 | 5%から(上限の記載なし) | otti-factoring.com、2020〜2022年の公式ブログ |
| 買取額 | 30万〜5,000万円/20万円前後から | 2020〜2022年のLP/2022年のブログ |
| 入金スピード | 最短即日/最短3時間/早ければ翌日 | 会社案内のQ&A/otti-factoring.com/同サイトのQ&A |
| 契約形態 | 2社間がメイン | otti-factoring.com |
| 対象 | 法人・個人事業主(赤字や負債があっても可) | 会社案内のQ&A |
| 契約方法 | 審査面談のうえ、郵送または出張で契約 | 会社案内のQ&A |
| 営業時間 | 平日9:00〜19:00(問い合わせは365日24時間) | 会社案内 |
| 償還請求 | なし(完全買取) | コンセプトページ |
審査通過率も、ブログ記事によって91%と93%以上で一致していません。申し込むときは、どの条件を前提に話が進んでいるのかを担当者に確かめておきましょう。
オッティの手数料は「5%〜」|上限非公開の見積もりを判断する基準
公式LPと過去のブログ記事には「業界最低水準の5%から」とありますが、今回確認した公式サイトでは上限の記載は見当たりませんでした。ファクログの口コミ3件の利用者情報では、手数料は5%が2件、10%が1件でした。
「5%〜」が適用されやすい請求書と口コミの実額
「〜から」の下限は、条件のそろった請求書に付く数字です。営業企画にいた頃の感覚では、売掛先の信用が高く、金額が大きく、支払期日が近い請求書ほど下限に近づきました。売掛先の規模が小さい、取引を始めて間もないといった場合は上がりやすくなります。
口コミで分かる手数料は、ファクログの利用者情報にある5%(2件)と10%(1件)だけで、「手数料が高い」という声もあります。2社間の一般的な相場はファクタリング手数料の相場で解説しています。登記費用や出張契約の交通費など、手数料以外の費用も、今回確認した公式サイトには記載がなかったので、見積もりで確かめてください。
請求額100万円で試算する手数料率別の受取額
請求額の全額を買い取ってもらい、手数料のほかに差し引かれる費用や留保金がない場合の単純な例です。15%はオッティの公表値ではなく、比較のための仮の値です。
- 手数料5%なら受取額は95万円。支払期日まで30日なら年率換算で約60.8%、60日なら約30.4%
- 手数料10%なら受取額は90万円。30日なら約121.7%、60日なら約60.8%
- 手数料15%なら受取額は85万円。30日なら約182.5%、60日なら約91.3%
年率は「手数料率×365÷支払期日までの日数」で出した、請求額を基準にした比較用の目安です。ファクタリングは債権の売買なので利息とは違いますが、融資を担当していた立場から見ると、5%でも毎月繰り返せば重い負担で、単発のつなぎに向いた水準です。



金融庁の注意喚起は、買取代金が債権額に比べて著しく低いケースを偽装ファクタリングの疑いがある例に挙げています。どの会社でも、同じ請求書で2〜3社の見積もりを取り、受取額で比べるのが基本です。
オッティの審査の実態|必要書類・審査時間・取引実績の条件
書類をFAXかメールで送り、審査面談を経て契約・入金という流れです。公式では最短即日としていますが、営業は平日のみ。審査では売掛先との取引の継続と、売掛先の信用が見られます。
申込みから入金までの5ステップと必要書類
公式サイトのよくある質問では、流れを次の5段階で説明しています。
- お申し込み
- 必要書類の案内とヒアリング
- 資料をFAXまたはメールで送付
- 審査面談・契約
- 振込・入金
面談は1時間程度で、郵送か出張で全国に対応しています。必要書類の一覧は現在の会社案内には載っていません。2022年7月のブログ記事では、身分証明書、請求書や契約書など、取引履歴のわかる通帳のコピーの3点でした。「あれもこれも要求してくる」という口コミもあるので、何が必要かは申し込みの段階で聞いておくと手戻りが減ります。
審査時間と入金スピード|「最短3時間」と「早ければ翌日」の違い
会社案内のよくある質問は「最短で即日」、otti-factoring.comは「最短で3時間」、同じサイトのよくある質問は「早ければ翌日」と、公式の記載に幅があります。審査時間は売掛金の金額によるとも書かれています。
営業時間は平日9:00〜19:00で、土日祝は定休日です。365日24時間受け付けているのは問い合わせだけなので、土日に入金まで進むとは考えないほうが安全です。
即日を狙うなら、午前中に申し込み、書類をそろえ、面談の日程をすぐ組める状態にしておくことが前提です。



ファクタリング会社にいた頃も、即日で終わる案件はたいてい書類が一度でそろっていました。即日対応の会社は即日ファクタリングのコツと25選で比べられます。
審査で見られる点|売掛先との取引期間・赤字決算・他社利用中の扱い
otti-factoring.comのよくある質問では、売掛先との取引が継続して6カ月以上あり、売掛先の信用情報に問題がなければ資金調達できるとしています。創業直後でも対象になりえます。factoring-otti.jpのほうには6カ月の条件がなく、「回収見込みがある売掛金をお持ちならば、基本的にはご利用いただくことが可能」という書き方です。
赤字決算や負債があっても利用でき、他社を利用中でも相談できるとしています。
銀行の融資審査は、申し込んだ会社の決算と返済能力を見ます。ファクタリングで重く見られるのは、売掛先が期日に払えるかどうかと、取引が実際にあるかどうかです。赤字でも通る余地があるのはこのためで、逆に売掛先が個人や設立間もない会社だと厳しくなります。対策はファクタリングの審査が通らない14の理由で扱っています。
オッティと契約する前に確認したい3つのポイント
今回確認した公式サイトでは利用規約が見当たらなかったため、条件は見積書と契約書で確かめるしかありません。署名する前に、次の3点を書面で確認してください。
償還請求なしの完全買取が契約書に書かれているか
公式のコンセプトページには「償還請求がない完全買取にこだわっております」とあります。売掛先が倒産して代金を回収できなくなっても、利用者が代わりに払う必要はないという意味です。
金融庁は、ファクタリングを法的には債権の売買(債権譲渡)契約と説明したうえで、貸金業に当たるかどうかは、ノンリコースの規定といった形式だけでなく実態に照らして判断されるとしています。契約書では、利用者が買い戻す義務や違約金の定めがないかを読んでおきましょう。考え方は償還請求権の解説にまとめています。
債権譲渡登記の有無と取引先に知られる可能性
公式のよくある質問は、登記が必要かという問いに「ご相談いただければご対応致します」と答えています。2022年7月の公式ブログ記事の概要表には「基本的には不要」とありますが、案件ごとの扱いははっきりしません。
法務省の説明では、債権譲渡登記ができる譲渡人は法人に限られ、個人事業主の請求書は対象外です。2社間なら売掛先に通知しないのが基本ですが、登記の記録は法務局で調べられます。法人の場合は、登記を求められるか、費用をどちらが負担するかを確認しておきましょう。
手数料の総額と面談・出張契約の段取り
見積もりの段階で、次の項目を書面でもらってください。
- 手数料率と手数料の金額
- 登記費用、出張費、振込手数料など手数料以外の費用
- 差し引き後の受取額
- 入金予定日と、郵送契約か出張契約か
口頭の説明だけでは、口コミにあった「話がちがいました」のような食い違いが起きます。



銀行とファクタリング会社の両方で契約の場面を見てきた身としては、署名の直前に見積書と契約書の金額を照らし合わせることをおすすめします。契約書の読み方は元銀行員がチェックするファクタリング契約書15のポイントが参考になります。
オッティのファクタリングが向いている会社・向いていない会社
平日に動けて、面談や出張契約をいとわず、取引先に知られずに資金化したい法人・個人事業主には候補になります。土日の入金やオンライン完結を求める場合は、他社と比べてから決めたほうがよいでしょう。
オッティが向いている会社|平日に2社間で資金化したい法人・個人事業主
- 建設業を中心に、運送業やIT業など公式サイトが相談の多い業種に挙げる事業者
- 個人事業主(公式のよくある質問でも利用をすすめている)
- 赤字決算や負債がある、他社を利用中、他社の審査に落ちた
- 上野の事務所での面談や、出張・郵送での契約に応じられる
他社も比べたい会社|土日入金・オンライン完結・3社間を望む事業者
- 土日祝に入金が必要
- 面談なしのオンライン完結で済ませたい
- 申し込む前に手数料の上限を知っておきたい
- 3社間ファクタリングを使いたい(公式LPは2社間がメイン。3社間の条件は問い合わせて確認が必要)
オンラインで完結する会社はファクタリングオンライン完結20選で比べられます。
よくある質問(FAQ)
Q: オッティは土日でも審査や入金をしてもらえますか?
定休日は土日祝で、営業時間は平日9:00〜19:00です。問い合わせは365日24時間受け付けていますが、審査から入金までは平日に進むと考えておくのが安全です。過去のブログ記事には土日祝も審査するという記載もあるので、急ぐ場合は問い合わせの際に確認してください。
Q: オッティを使うと取引先に知られますか?
2社間ファクタリングなら売掛先に通知しないのが基本で、公式サイトも取引先に知られたくない場合は2社間をすすめています。ただし法人で債権譲渡登記をすると記録が残るので、登記の要否を契約前に確認しておきましょう。
Q: 個人事業主や赤字決算でも利用できますか?
公式のよくある質問では、個人事業主も、赤字や負債がある場合も利用できるとしています。審査で重く見られるのは売掛先の信用と取引の継続で、otti-factoring.comでは取引が6カ月以上続いていることを条件に挙げています。
Q: 他社で審査に落ちても申し込めますか?
回収見込みのある売掛金があれば基本的に利用できる、というのが公式の回答です。他社を利用中でも相談できます。ただし、すでに他社へ譲渡した請求書を重ねて売る二重譲渡は犯罪になりえるので、利用中の請求書は正直に伝えてください。
Q: オッティは最低いくらの請求書から買い取ってもらえますか?
公式サイトの記載は時期によって違い、2020〜2022年のLPでは30万円から、2022年のブログ記事では20万円前後からです。2023年の記事には「20万円~5000万円前後までの対応実績」とあります。申し込む前に下限を確認してください。
まとめ
確認した2サイトにあるオッティの口コミは合わせて18件で、評価は3.1点と4.7点に割れています。スピードを評価する声と、手数料や対応への不満の両方があります。
公式サイトは3つあって数値の掲載時期もばらばらで、今回確認した公式サイトでは手数料の上限と利用規約が見当たりませんでした。
口コミの点数だけで決めるより、見積書と契約書で「償還請求なし」「債権譲渡登記の有無」「手数料の総額」を確かめてから判断するのが確実です。まずは同じ請求書で2〜3社の見積もりを取り、受取額を並べてみることから考えてみてはいかがでしょう?













